社会との関り
2代目当主ハンス・ヨハン・ラッツェンベルガーは、ミッテルライン地方のVDP(高級ドイツワイン生産者連盟)の創設者の一人です。1987年に総栽培面積約470ヘクタールのミッテルライン地方がVDPの一部となる以前より、私たちはミッテルラインの代表的な生産者でした。現在、私たちはVDPのメンバーであり、低収量で質の高いぶどう栽培をするという方針に賛同しています。創設者長であったフリッツ・バスティアンより、1990年代後半にハンス・ヨハン・ラッツェンベルガーが、VDPミッテルラインの会長を引き継ぎました。2011年からは、現当主ヨハン・ラッツェンベルガーが会長を務めています。
他企業との繋がりは、VDPの会員同士だけでなく、バッハラッハ村の中でもしっかりとあります。このような協力関係は、ぶどう栽培が困難なミッテルライン地方の急斜面でも効果を発揮しています。
私たちは、ぶどう栽培は元より、自然と調和していきたいと考えています。例えば、私たちにとって育林は重要であり、木材による保熱は幾年も前から行っています。さらに、私たちは狩猟、地域の歴史、文化的および社会的関与にも注力しています。